当院には、以前から依存症治療のための専門病棟があり、重度のアルコール依存の方を対象に、入院治療を行っています。
精神科に受診することの抵抗も多く、依存症まで進行してしまってから当院に受診される方も目立ちます。
一方、世間には、アルコール依存症には至っていないけれども、生活習慣改善の一環としてお酒を減らした方がよい方、本当はお酒を減らしたいのだけれど自力ではうまく行かない方が沢山おられます。
そこで、「断酒」を目指すのではなく、「節酒」をコンセプトに、当院で新たに節酒外来を開設致します。
対象は、お酒を減らしたいと思っている方です。(※過去にアルコール依存症と診断されている方は対象外です。アルコール依存症の方は断酒が必要です)
最近は、お酒を減らすための治療薬もあります。
従来の抗酒剤と違い、飲酒しても不快な作用が起こるわけではなく、自然とお酒を飲みたい気持ちが和らぐという効果があります。
担当は、アルコール専門の医師が担当します。
外来は予約制です。
現在の飲酒量や生活習慣をお聞きし、ご本人と相談しながら、適切な、無理のない飲酒目標を設定します。
通院の目安は、3~5回です。
継続通院をご希望の場合は、治療継続を行います。
節酒外来(専門外来)のリーフレットはこちらからダウンロードできます
医療機関の方へ
県内の医療機関からのご紹介も大歓迎です。
かかりつけ医で持病の治療と並行して行います。
紹介状は下記のフォーマットをお使いいただければ幸いです。