今回は、お酒とうつ、自殺についてのまじめな話です。
この3つを、「死のトライアングル」ということもあるぐらい、お酒とうつ、自殺は密接な関係があります。
2017年、国内の自殺者数は約2万人です。自殺した方の多くは、その直前に何らかのこころの病気にかかっていたと言われます。原因として1番多いのはうつ病ですが、実は2番目に多いのがアルコール依存症です。さらに、うつ病の方は、約3割に飲酒問題があります。

一方、アルコール依存症の方は、一般の人に比べて、約4倍うつ病になりやすいと言われています。このように、うつ病の人はお酒を飲み、反対にお酒を沢山飲んでいるとうつ病にかかりやすくなるのです。どちらが始まりだったにせよ、お酒とうつの問題が重なると、自殺のリスクが高まります。
実際に、自殺で亡くなった方のご遺体の約3割から、アルコールが検出されています。つまり、自殺する瞬間にお酒を飲んでいた方が3割いるということです。シラフであれば踏み止まれたかもしれないのに、酔っぱらっていると冷静な判断ができなくなり、「もう死ぬしか解決策はない」「いっそ死んでしまいたい」など、アルコールが最後の一押しをしてしまうのです。
自殺まで深刻でなくとも、我々にも関係があります。アルコールの性質として、気持ちを落ち込ませる作用があります。イライラしたり、気持ちが沈みがちな時に、うさを晴らそうと思ってお酒を飲むと、ますます気分が落ち込む悪循環になってしまいます。ですので、一人でのやけ酒は是非やめてください。
また、お酒を飲んだほうが本音で話せると考えている方は要注意です。お酒がないと話せなくなってしまいます。お酒の力を借りずに、普段からシラフでコミュニケーションをとることが、自殺対策としても大事です。うつ病などで精神科に通院中の方は、断酒が必要です。せっかく病院に通ったり、薬を飲んでも治るどころか悪化してしまいます。

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