今回の「A-FLAG 晩秋Fes 2023 in Nagasaki」は、講師に国立病院機構さいがた医療センターから、医師・病院長の佐久間寛之さんをお迎えし、自己治療仮説・信頼障害仮説にもとづく依存症治療及び同センターの依存症治療部門(Sai-DAT )の新しくかつユニークな取組についてお話頂きました。
また、問題解決しない事例検討会につきましては、日本福祉大学より田中和彦さんと北陸HIV情報センター西念奈津江さんをお迎えし、問題解決しない事例検討会の理念及び取り組みについてお話頂き、長崎県の地域連携の取り組みとしてこの事例検討会が根づき、広がっていくためには、どうしていけばよいのか等、県内の支援者と共にディスカッション形式で話し合う検討会を開催しました。
テーマ | 講師 |
講演:依存症診療が楽しくたっていいじゃないか 〜自己治療仮説・信頼障害仮説にもとづく支援と治療〜 |
佐久間 寛之さん |
クロストーク:「問題解決しない事例検討会のSoul」 | 田中 和彦さん 西念 奈津江さん |
全員参加型ディスカッション どがんやった?どげんすっと?問題解決しない事例検討会 |
田中 和彦さん 西念 奈津江さん |
日時・場所
令和5年11月30日(木) 14時~18時
ホテルグランドパレス諫早(長崎県諫早市宇都町3-35)
開催方法
ハイブリッド方式(現地参加、あるいはCisco Webex MeetingsでのWeb参加)
対象
長崎県内のアルコールなど依存症支援に携わる支援者、医療・保健・福祉従事者、地域包括支援センター、その他関係機関の職員
佐久間さんの講演「依存症診療が楽しくたっていいじゃないか」について
小児科からの逆境体験の影響があるということを知りました。生きづらさを解決していくのはなかなか難しいと思いますが、少しでも本人に寄り添えるような対応を行なっていきたいと思います。
依存症治療について、改めて大切なことを学ぶことができました。 インドアのいちご狩りやピザパーティーに参加したくなりました!
自己治療仮説、信頼障害仮説についてお話が聞けたのが興味深く勉強になりました
現在入院のARP担当していますが、説明の中で治療同盟を構築するプロセスそのものが治療であるということに心打たれました。SAI-DATのような場を他職種で作ることができれば、楽しみながら回復へ向かうことができるのではないかと感じます。
分かりやすかったです。
わかりやすかった。
とても為になりました。
先生の等身大のお話や患者さんの背景にあるものを知ることが出来ました。そして、元気になりました。改めて知識が深まりました
良かったです
ぜひ、臨床でも活かしていきたいです。
患者さんの背景、歴史の深いところの遺伝的要因、生育環境・文化、小児期逆境体験なども理解することも大事というところが印象的でした。
講演お疲れ様でした。あらためて依存症を考え直すいい機会でした。ありがとうございました
自身の対応の仕方で、支援が良くも悪くもなることに改めて気付くことができた。
とてもわかり易く理解できました。サイダットの取り組みはとてもユニークで、聞いていて羨ましくも感じました。実際このような治療展開をされていて、患者さんの回復度合いが従来の治療と比べてどうなのか聞いてみたかったです。
依存症のメカニズムについてさまざまな視点から、視空間的に非常にわかりやすくお話いただき、大変勉強に鳴りました。またその実践について感動しました。
仕事の都合にて、途中から拝見させていただきましたが、とても楽しい講義でした。つなげていく大切さを学びました❗
問題解決しない検討会がよく理解できていなかったので、最初頭に入ってこなかった
臨床の中でやっている一つ一つの自身の言動に当てはめながら、聞くことが出来ました。
依存症者を変えようとせず、また来てもらえることを重視して雑談をするというのはとても理想の支援だと思いますし、そのようにありたいと思います。成果主義の中での依存症支援はお喋りばかりだとか、この人を辞めさせるために何をしているのか?と思われるばかりでとても肩身が狭い思いをするので、今回のお話を聞けて非常に気が楽になりました。支援者にも依存症支援のあり方が広まるといいなと思います。
相談者との関わり方について、講師に背中を押してもらった気がしました。
非常にわかりやすい講演でした。 また、引用文献の内容と佐久間先生は意見が違う、という点もまた素晴らしい多様性の視点であり、こうでなくちゃ!と嬉しくなりました。
複雑な依存症のメカニズムを支援者の葛藤を拾い上げながら簡潔にまとめて話してくださったので、依存症治療の知識の薄い病棟看護師も内容の理解がしやすかったようです。この前提知識があるのとないのとでは連携の際の情報共有のし易さも全く変わってきますし、患者様にとっても”味方”が増えるのではないかと思いました。
参考になりました。
依存症の理解が深まりました。納得という感じです。
初めて参加させて頂きました。 対象者との向き合い方や信頼関係の構築など 依存症者以外の方にも同様に対応を求められることだと考えますので今後の関わり方に活かせればと思いました。ありがとうございます。
佐久間先生のお話は、何度聞いても引き出しがたくさんあってとても楽しく学べます。デスラー総統は 世代的にストライクなので爆笑でした。
さいがた病院さんの、依存症治療取組が病院全体で取り組んでいる様子が理解できました。
その人を知る。自分のやっていた関わりでいいんだと、背中を押されました。
田中さん、西念さんの講演「問題解決しない事例検討会のsoul」について
本人への理解を深められるように信頼関係を築くことが重要だと再確認できました。
Soulがいかに大切なのか、それぞれのお話しを伺うことができて、また問題解決しない事例検討会に参加したくなりました。お二人(佐久間さんもですが)の話し方が柔らかで、押し付けがましくない所もとても参考になりました。
西念先生、田中先生の講義を日本福祉大学で受講していましたが大変精力的に関わり続けようとされている姿に感銘を受けます 今日は特にドキュメンタリー映画の主人公と見立ててクライアントのお話、その方の来し方を聞かせてもらうという視点に気づきを得ました そのような発想があるということを知り大変勉強になりました ありがとうございました
まなざし という部分で、自分がスタッフとの連携に欠けているなと感じました。ひとりでも、立ち話でもできますが、最近はひとりで考えて悶々としていることが多いです。まずは自分が周りと協働しなくてはと感じました。大変参考になります。
ソウルを理解できた。
今後の自分の働き方に生かしたいと思いました
田中さんや西念さんが、何を大切にしているのかを知ることができました。勉強になりました
良かったです
田中さんの司会進行がとても上手でずっと聞き入れてました。
いかに対象者を理解するか、いろんな視点から理解する事や支援者が孤独に陥らないためにも、ディスカッショ
ンする事が大事と思えました。
講演お疲れ様でした。患者様を深く理解するチャンスになった気がします。ありがとうございました。
支援者として自身では気付いていなかった視点を知ることができてよかった。
問題解決しない事例検討会の理念やソウルを理解することができました。一人でも多く共感する支援者が増えるといいなと思います。
「つなぐ、ではなく、つながり続けるために」「その人の理解を深めるの深めるとは?」の意味について、深く自分自身のなかに落とし込んでいきたいです。 検討会の理念、なんて奥深いものであるかを、ひしひしと感じています。
お二方の体験談からたくさんの学びを得ることができました❗とても刺激になりました❗ありがとうございました。
話を聞いていて楽しかった
このソウルをツールとしてではなく、というところを日々の臨床に活かせていけたらな、と思います。
お2人もおっしゃっていましたが、問題解決しない事例検討会は特に場を大袈裟に設けたりせず日常の中に取り入れるのが非常に効果的だと感じます。ルールがきちんとあるとはいえ、どうしても場を設けてしまうと、緊張で話せない人もいるし、上司の意見が最終的にまとめのようになってしまう検討が多いように感じているので、日常業務の中での相談を大切にしようと思いました。
掛け合いのテンポが素晴らしかったです。お二人の視点が違っていても、目指すところは同じということが、大変興味深かったです。
おふたりが言う、『ソウル』こそ大切だと思いました。 ソーシャルワーカーの世界では、価値と倫理に基づくソウル
なのだと思いました。
問題解決しない事例検討会を実施する際「ルール」や「決まり事」ばかりに気を取られていないか、という問題提起にドキッとしました。重視すべきはクライエントがそれまで生きてきた歴史に思いを馳せ、支援者の傷つきを受容し、健康的な支援チーム(仲間)を築くことであるということを今一度確認させていただきました。
参考になりました。
ハンドブックを見て、手技を気にしていました。問題解決しない事例検討会の中で、何を大切にして関係者と共有しないといけないのか、少しわかったように思います。
問題解決しない事例検討会で、お二人が揃っているのは初めて聴いた気がします。面白かったです。問題解決しない事例検討会がマニュアルではないということは理解できました。マニュアル化が先行しないように願いたいです。
どうしても問題解決型になりがちな中、わからないもあっていい。それもそうだ。私だからわからないことあるよ。と、いい意味での割り切り、認め合いに共感した。
リレートーク「どがんやった!?どがんすっと!?問題解決しない事例検討会」について
問題を解決しない本質を改めて聞けて良かった
とても充実した時間でした!
問題解決しない事例検討会をやってみたくなりました。
各地の取り組みを聞けてよかった
皆さんの意見が、とても良かったです
オンラインで参加した人の意見を聞けてよかったです。
所属施設が取り組んでいるので、参加してみました。今度、機会があったら、ぜひ、検討会に参加してみたいと思いました。また、多くのスタッフにも認知してもらいたいと思いました。
今回のリレートークを聞いて、スタッフも一人一人考えがあるので、思いでぶつかる時があります。それを含めてスタッフ全体でどう考えかが大切だと感じました
問題解決しない事例検討会が様々な場所で浸透しており、多くの方が関心を抱かれている状況を知ることができた。
この取り組みはなかなか目に見える成果が見えにくい取り組みだと思います。会に参加して体験した人が、波紋のように少しずつ広がっていってほしいなと思いますし、自分もその一翼になりたいと思います。
普段ほぼ交わることのないフィールドの方々の貴重なお話に、ずっと、釘づけでした。 新たな発見の連続で、また共感することばかりでもありました。 まずは、問題解決しない事例検討会の理念を、わたしのなかにセットします。
あっという間の時間で、感想としては言葉では表せませんが、とても良い刺激になりました❗二人の話に、とても参考になった。
お二人のアドリブでのトークが流石だなと思いつつ、言葉の意味を噛み締めながら聞かせてもらえました。
「自分の患者さんにみんなが関心を持って話してくれるのが幸せだった」と話された方がとても印象的でした。支援者の孤独も癒すことができるのが問題解決しない事例検討会のいいところだと思います。
事例提供できて、幸せ、ありがたいという吉田病院山中さんの言葉が印象的でした。
実際にやったからこそのお話と、実感がある感想が良かったです。 また、この事例検討会は支援者のためのものである、と西念さんがコメントしていたことに強く共感しました。
終盤40分だけの参加でした。
参考になりました。
関係者と事例を提出しましたが、1回の経験では、そのあとの支援につながらず本人主体を忘れられているように感じていましたので、繰り返し、確認していきたいと思います。 対象を理解するというのは支援の始まりですが、支援者にも余裕がなくサービスをあてているようにも思えます。変わるきっかけになれば良いなあと思います。遠方すぎて会場に伺えなかったのが残念です。現地でらいぶてききたかったとおもいました。でも、オンラインだからこそ参加できたのでありがたいです。
各地域での取り組みは、盛況に行われていることが感じることができてよかったです。
楽しいやり取りで、あっという間に時間が過ぎていた。そんな身のるようでないようで、でも自分を振り返ることのできる会話を職場でもしたい。が、難しさがある。
ご意見・ご感想をご記入ください(こうした方が良い、これが良かったなど)
とても貴重なお話をありがとうございました。これからの依存症の相談対応にも活かすことの出来る内容でした。
2部への参加が出来ずに残念です。ありがとうございました。
第一部のみの参加でしたが、リラックスして有意義な学びの時間を過ごさせて頂きました。 ありがとうございまし
た! いつか私も諫早に行ってみたいなと思いました。
事例検討会はプライバシーが守られていると思いました
生活や社会面という視点の重要さに改めて気づきました。引き金や対処にこだわり、pt.の方がどんな世界観
で世の中を見ているか、生活のどこで躓きが出そうかという視点が少なかったかもしれないなという気づきになり
ました。 本日は参加させていただき、ありがとうございました。
勉強になりました。有難うございました。
ありがとうございました。
あっというの4時間でした!ありがとうございました!
あたたかいチームを地域の方々と共に作って行きたいと思いました。
事例検討を聞きたくなりました
今日のフェスに参加して この検討会に参加することで、自己覚知が促されることや、検討会のソウルの部分に、自分達が大事にしたかったけど、見失いそうになっていたものを発見できたのではないかと思いました。だから、やっていて楽しいとか嬉しいという感情が起こってきたのかなと思いました。 ありがとうございました。
自分の臨床に当てはまる部分が多く参加してよかったです。 運営の皆様、ありがとうございました。
ハイブリッドで開催していただいたので、参加することができました。ありがとうございました。
参加させていただきありがとうございました。楽しかったです。次回も機会があればよろしくお願いします
リレートークでは、様々な方の話しや思いを聞くことができ、学ぶことが多かったため、今後も実施してほしい。
とても内容の詰まった良い研修会でした。問題解決しない事例検討会に触れたことのない、当院の職員に数名参加してもらいましたが、好感触でした。この研修会を通じて病棟スタッフの困り感にも触れることができました。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした!
ぜひまた参加したいです。 本当に、ありがとうございました。
この企画を拝見できたこと、課題解決をしない事例検討会を知れたことが、自分の変われる機会だと思っています。日々の勤務に反映させていきたいです❗ありがとうございました❗
今日の感じで聞きやすかったです
運営の皆さん、お疲れさまでした。次は問題解決しない事例検討会にも出てみたいなぁと思います。
いろんなお話を聞く中でとても気が楽になり、支援者支援を受けたようなfesでした。いろんな場所でこのマインドが広まるといいなと思います。ありがとうございました。
現地で参加させて頂きましたが、楽しい雰囲気を体感でき、よかったです。 これからもsoulを忘れず、相談者に向き合いたいと思います。
またぜひ参加したいです!
病棟でのカンファや何でもない立ち話であっても患者様に関心をもった事例検討は可能という話に少し道が開けたような思いがしました。一緒に研修を受けてくれた病棟看護師と立ち話をしながら事例検討をやってみようと思います。
次回もまた案内ください、オンラインでやってもらえると嬉しいです。
講話だけより、トークはよかったです。
会場でのやりとりも明るく自身の意見を発信しやすい場だと感じました。職場内では発言しにくいことでも多くの意見が上がることでそれに同調してもらえる誰かが現れる、それが自身の自信に繋がる。良い繋がりだと思います。
二次会も終わって三次会のスナックかカラオケボックスみたいな雰囲気、照明がおかしかったです。ガチガチの研修っぽくなくてとてもよかったです。
ことらの地域で、事例検討会ができればよいと思います。
学ぶことの楽しさがあり、でも、自分はどうかなと客観的に振り返ることの大切さ、気付きが必要だと感じた。
職場全体、みんなのスキルアップは難しいと思うのではなく、そんな考えもあるんだと、落とし込みのもまた、難しい。