今回は、お酒と睡眠についての話です。寝酒の経験がある方は多いと思いますので、ぜひお読みください。
睡眠は、個人差が大きいので、「6時間寝ないといけない」などにこだわる必要はありません
それから、同じ個人であっても年を取ると睡眠は短く、浅くなっていきます。これは老化現象の一つですので、避けられません。外見や運動能力、食事量などがだんだん衰えていくのと同じです。ほかの老化現象と同じように、すでに30代後半から睡眠の質は、低下しはじめます。
中高年になり、若いころに比べて眠りにくくなったので、寝酒をする方も出てくると思いますが、実は寝酒が一番アルコール依存症になりやすい飲み方なのです。

はじめは少しのお酒で眠くなっていたのが、だんだん耐性がつきます。つまり、眠るために必要になるお酒の量がゆっくりと増えていきます。
お酒は、確かに眠りにつきやすくする働きはあるのですが、反対に睡眠を浅くする副作用もあるため、夜中に何回も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまう、熟睡感がへるなどの問題が起きてしまいます。また、アルコールの利尿作用により、途中でトイレに起きる回数も増えます。
眠るために飲むお酒のせいで、かえって寝られなくなるという逆転が起きてしまいます。
どうしても眠れない場合は、きちんと病院にかかって睡眠薬を飲むほうが、お酒を飲むよりも安全です。
信頼できる病院にかかってください。一番危険なのは、お酒と睡眠薬を一緒に飲むことです。これは絶対にやめましょう。
この話を読んで、寝酒をしていた方が、急にお酒をやめると、反動がきて眠れなくなるので、注意してください。少しずつお酒を減らせば、年齢相応の睡眠に戻ることはできます。
他にも、生活リズムを整える、テレビやスマホなどの画面を寝る前はみない、遅い時間のカフェインは控えるなどの工夫をしてみましょう。

 

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