入院治療の成果をあげるために重要なことは…
1.アルコール専門病棟が完備されていること
2.アルコール専門医と研修を受けた看護師等のパラメディカルスタッフが連携して治療を行うこと。
3.アルコール・リハビリテーション・プログラムにより治療が実行されていること。
4.身体合併症を治療する内科医が常勤していること。
あきやま病院は、この体制が整っている県下で数少ない病院です。
入院治療のご案内
◆第1治療期
点滴治療を施行して体内のアルコールを体外に排出させる脱アルコール療法を行います。
この時、禁断症状のため手指振戦、発汗、情緒不安定などの症状が認められます。
重体の場合、幻覚症状やけいれん発作が出現することがあります。
また肝臓疾患などの身体合併症の治療を内科医が行います。
◆第2治療期
色々な学習により自分の病気を理解し確認します。また作業療法により心身を鍛えていきます。
1.アルコール勉強会(医師、薬剤師、管理栄養士による講和)
2、夜間ミーティング(退院して断酒中の方が多数参加しています)
3.だるま会(単身の入院患者様を中心に行います)
4.ちゅーりっぷの会(女性限定ミーティング)
チューリップは、参加者・スタッフの全員が女性であり、女性だけの『ここだけの話』 として、アルコールに関することはもちろん、日々の生活の中で感じた何気ない事などを、みんなでざっくばらんにお話しています。
「誰かに話をしたいんだけど、どこで誰に話したらいいんだろう…?」と思われる事がございましたら、一度『チューリップ』に参加されてみませんか?
★対象者:アルコール依存症の女性であれば、どなたでも参加可能
★日 時:毎週金曜日 午前10時から1時間半程度
★申込方法:参加を希望される方は、前日までに電話にてご予約下さい。
5.作業・運動・レクレーション療法など
◆第3治療期
入院治療の集大成で退院に向けた生活を過ごします。
外泊ができる方は是非外泊をして退院後の自宅での生活を試して下さい。
退院後は、交通に便利なあきやま診療所もあり、継続的なアルコール治療が可能です。
このように、入院期間は原則3カ月で計画されています。